元WiMAX販売スタッフが説明するWiMAX情報サイト

2009年2月26日に5,000名のモニター利用から始まったWiMAXサービス。その当初から提供されているサービスがWiMAXです。このWiMAX、今では旧WiMAXなどと呼ばれています。

現在ではWiMAX2+回線を使ったサービスがメインです。

この度、その旧WiMAXの終了日が発表されました。

2020年3月31日。

以前から無くなるという噂はしょっちゅうあったのですが、なかなか廃止の発表はありませんでした。が、ついに終了の日にちについてのお知らせが出されました。

WiMAX2+への完全移行の目途がついたということでしょう。

旧WiMAXが廃止されることで、一部のユーザーは残念に感じるかもしれません。

実は旧WiMAXにしかないメリットがありました。

それはノーリミットモードが使えるということです。

2018年現在WiMAXサービスで利用できる通信モードはノーリミットモード・ハイスピードモード・ハイスピードプラスエリアモードの3つ。

この中でノーリミットモード以外は速度制限の対象です。

速度制限とは一定のデータ量を超えた通信をおこなった場合、最大通信速度が制限されるというもの。

※制限中の速度は128kbps～1Mbpsです。

ノーリミットモードでは、期間に関係なくどれだけ通信量が増えても速度制限がかかりません。これがメリットでした。

なので、旧WiMAXが廃止されることは残念だと感じる人もいるわけです。

出典：UQ WiMAX｜通信モードについて

旧WiMAXのメリットについてお話したので、廃止されることに不安を感じる人もいるかもしれません。ですが安心してください。WiMAX2+とau 4G LTEそれぞれの回線が使えれば問題ありません。その理由をお話しましょう。

サービス提供エリアの違い

旧WiMAXとWiMAX2+やau 4G LTEのサービスエリアを比べると、旧WiMAXのエリアは狭いです。

【旧WiMAX】

出典：UQ Communications｜サービスエリアマップ（WiMAX 2+）

【WiMAX2+】

出典：UQ Communications｜サービスエリアマップ（WiMAX 2+）

【旧WiMAX】

出典：UQ Communications｜サービスエリアマップ（WiMAX 2+）

【WiMAX2+】

出典：UQ Communications｜サービスエリアマップ（WiMAX 2+）

【旧WiMAX】

出典：UQ Communications｜サービスエリアマップ（WiMAX 2+）

【WiMAX2+】

出典：UQ Communications｜サービスエリアマップ（WiMAX 2+）

比べてみると、旧WiMAXの方がスカスカしている感じがわかりますでしょうか。

他のエリアについても知りたい人は、UQ WiMAXのサイトで確認できるのでチェックしてみましょう。

サービスエリアマップ（WiMAX 2+）

なお、au 4G LTEのエリアはWiMAX2+よりも広いです。

参考記事：WiMAXのサービスエリアは？電波の入りやすい場所は？

通信速度の違い

ネットサーフィンをしていて画像の多いページを開くとき、時間がかかることってありませんか？

もしくはYouTubeで動画を視聴するとき、なかなか再生されない場合や止まってしまったなど。

これらは通信速度が関係している場合が多いです。

通信速度の単位はbps。これは1秒間に送ることができるデータ量をあらわしています。

つまり数値が大きいほど一度に送る量も増えるというわけで、例えばデータ量の大きいファイルでも、速度が速ければその分速くダウンロードできるということです。

前置きが長くなりましたが、旧WiMAXとWiMAX2+の通信速度は次の通りです。

表を見るとわかりますが、WiMAX2+の方が圧倒的に速い。なお、最大速度は実効速度（実際の速度）ではありません。あくまで、理論上の数値となります。

実際の速度は記載されている最大速度より落ちます。WiMAX2+で100Mbpsほどです。なので、旧WiMAXだと一桁台。つまり、旧WiMAXだとダウンロードに時間がかかる他、動画再生や画像表示もスムーズにいかない場合があるということです。

ちなみにWiMAX2+は2020年までに最大速度1Gbpsを目指すと言われています。

そうなるとフレッツ光などの光回線と変わらない速度です。

旧WiMAX対応機種は今後発売されない

廃止されてしまうため当然のことかもしれませんが、旧WiMAXに対応する端末は今後発売することはありません。

旧WiMAXに対応した最後の端末は、Speed Wi-Fi NEXT WX02。こちらが発売されたのが2015年です。現在2018年なので、3年もの間旧WiMAXに対応した機種は発売されていません。

【Speed Wi-Fi NEXT WX02】

出典：UQ Communications｜Speed Wi-Fi NEXT WX02

現在では、WiMAX2+に対応した機種がメインで販売されています。中でもWiMAX2+とau 4G LTEの両方に対応している機種が多くなってきました。

2020年に廃止となる旧WiMAXですが、対応端末の新規申込みはいつまでなのか。

実は申込みは2018年9月30日までとなっています。

つまり残り時間はわずかしかありません。

どこで申込みできる？対応端末は？

新規申し込みができるのは、UQコミュニケーションズのUQ WiMAXだけです。

その他のプロバイダでは申し込むことができません。

そして対応端末はSpeed Wi-Fi NEXT WX01のみです。

【Speed Wi-Fi NEXT WX01】

出典：UQ Communications｜Speed Wi-Fi NEXT WX01

【スペック】

本体カラー

・パールホワイト

・ディープブルー

・メタリックレッド

通信モード

・旧WiMAX

・WiMAX2+

通信速度

・WiMAX：下り最大13.3Mbps,上り最大10.2Mbps

・WiMAX2+：下り最大220Mbps,上り最大10Mbps

WiFi周波数

・2.4GHz帯

・5GHz帯

サイズ・重さ

約W109×H66×D9mm

約97g

ちなみにこちらの端末は、先ほど紹介したWX02の前のモデルとなります。

UQ WiMAXの端末代金は通常800円ほどかかるのですが、こちらに関しては1円での販売です。

さらにクレードルも無料で手に入ります。2018年9月現在選べるカラーは、ディープブルーとメタリックレッドのみ。パールホワイトは在庫切れです。

どうしても旧WiMAXが使ってみたいという人は、申込み期間が残り僅かなのでお早めに！

※ただし、WX01はノーリミットモードへの手動切り替えに対応していません。つまりWiMAX2+エリアだと旧WiMAXは使えないということです。

WX01を申し込んだら無制限で使える、と考える人もいるかもしれませんが、そういう使い方はできないので注意してください。

現在WX01に申し込むと、2020年までの2年と少しの期間だけしか使えないということも覚えておきましょう。

参考記事：WX01の利点はノーリミットモード！おすすめの端末？

現在旧WiMAXの端末を使っている人や、これからWX01に申し込むという人はそれを止めてWiMAX2+へと乗り換えましょう。

WiMAX2+が旧WiMAXよりも優れている点については先に説明しました。ただ、乗り換えるならプロバイダは、Broad WiMAXがおすすめです。

現在あなたがどのプロバイダを利用しているかは分かりませんが、そのプロバイダで機種変更するよりもBroadWiMAXに新規で申し込む方が間違いなくお得です。

BraodWiMAXがおすすめの理由

最大の理由は月額料金の安さ。他社と比べる一目瞭然です。

WiMAXはある程度長く利用するものです。月々の金額はなるべく抑えたいですよね。

そこでBroadWiMAXがおすすめなんです。

また、キャンペーンも魅力的で全端末が無料の他、他社の違約金負担、初期費用18,857円が無料。

あなたが現在利用しているプロバイダの月額料金と比較してみてください。Broad WiMAXがお得な理由がわかります。

WX01はノーリミットモードに手動で切り替えることができるなら、2020年までの残りの期間利用するのもありですが、それができないので魅力を感じません。

旧WiMAXの終わりがついに発表されました。

現在旧機種をノーリミットモードで使用している人にとっては、ショックなできごとかもしれません。ですが、通信速度・エリアを考えるとWiMAX2+が使いやすい。

旧機種だとスペックもどうしても劣りますよね。

これからの時代は、WiMAX2+で問題なく快適に使えますので、乗り換えおよび新規検討してみてください。