2018年5月23日 WiMAXコラム
WiMAXのサービスエリアは?電波の入りやすい場所は?
今回はWiMAXのサービスエリアについてより詳しくお話したいと思います。
サービスエリアマップの使い方、WiMAXがつながりやすい場所・つながりにくい場所などを解説。
本記事を読めばWiMAXのエリアについては問題なく理解できるでしょう。
参考にしてみてください。
この記事の目次
WiMAXのサービスエリアをチェックする!
WiMAXを申し込む前に、あなたのエリアで利用できるかどうかを調べておくことが大切です。WiMAXのエリアについてはUQコミュニケーションズのホームページでチェックできるわけですが、実際に行ってみても調べ方がわからなければ困りますよね?
そこで初めにWiMAXのエリアチェックの方法についてお話したいと思います。
実際のエリアの調べ方は、大きく分けて『サービスエリアマップ』と『ピンポイントエリア判定』の2つです。
サービスエリアマップとピンポイントエリア判定の違い
サービスエリアマップ
表示されている日本地図からどこがエリアなのか一目でわかるようになっています。
都道府県別に拡大表示されるのでわかりやすい。とは言え、色のついている箇所といない箇所では実際に電波が届くのかわかりにくいとも言えます。
ピンポイントエリア判定
名前からもわかるように、住所番地までを指定しピンポイントで利用できるかのチェックが可能です。
より詳しいエリアを知りたい場合はピンポイントエリア判定!
自宅や会社・学校などよく行くであろう場所の住所がわかっている場合は、ピンポイントエリア判定がおすすめです。旅行や出張などで目的のエリアで使えるか、ざっくり知りたい場合は、サービスエリアマップを使うとよいでしょう。
WiMAX・WiMAX2+・LTEとは?
サービスエリアマップで選択できるWiMAX・WiMAX2+・LTEとは何なのかというと、回線の種類です。
WiMAXは端末の種類によって、これらの3つの回線を使い分けることができます。
最近の機種では、WiMAX回線を利用できる端末が少なくなってきたので、これから申し込む人は、WiMAX2+とLTEの2つを気にしてください。
回線の詳細についてはこの後紹介しますが、サービスエリアの広さの順番は、
WiMAX<WiMAX2+<LTE
という順番です。
ということは、LTE回線だけいつも使っていれば問題ないのかというと、そう単純なものではありません。LTE回線には月間7GBのデータ量制限が設けてあるからです。
7GBを超えると最大速度は128kbpsに規制されてしまいます。この速度では動画視聴はもちろんのこと、ネットサーフィンも厳しいです。
なので通常はWiMAX2+を使い、どうしても電波が入らない場合に、LTEを利用するという使い方がおすすめです。
回線の特徴
【WiMAX】・・・旧WiMAX回線と呼ばれるもので、WiMAXサービスが開始された当初からあります。他の2つの回線のように速度制限が存在しないというメリットがありますが、最大速度は下り、上り共に低速です。
下り最大 | 上り最大 |
13.3Mbps | 10.2Mbps |
旧WiMAXはWiMAX2+に移行するということで、近々廃止されるという話を聞きますが、2018年5月現在はまだ利用されています。
【WiMAX2+】・・・現在のメイン回線。最大速度は下り・上り共に3つの中で最速です。年々最大速度は向上しており、下り最大1Gbpsを超える日もそう遠くはないでしょう。
【LTE】・・・正式名称はau 4G LTEです。LTEは携帯電話の通信規格の一つ。WiMAX2+と比べて電波が強いため、利用できるエリアが広い。
WiMAX2+の電波は直線的なため障害物を苦手としますが、LTEの電波は回り込むため、地下でもつながりやすい。また、山間部や郊外でもつながりやすいのがメリットです。
ただお伝えしたように、7GBのデータ量制限があるのがデメリットです。
下り最大 | 上り最大 |
150Mbps | 12Mbps |
最大速度558Mbpsと708Mbps対応エリアについて
WiMAXでは、エリアによっては最大速度が『558Mbps』や『708Mbps』となっています。どんなエリアで、どんな条件で利用できるのか解説したいと思います。
最大速度558Mbpsについて
こちらはWiMAX2+回線を使用しているとき。他の言い方をすればハイスピードモードを利用しているときの最大速度です。2017年9月からサービス提供が開始されました。
最大速度558Mbpsというのは下りの速度です。
利用可能エリアは、東京都・神奈川県・愛知県・京都府・兵庫県の一部エリアとなっています。
まだ全国で利用できるわけではありません。
最大速度708Mbpsについて
こちらはハイスピードプラスエリアモード時に利用できる最大速度。ハイスピードプラスエリアモードはWiMAX2+とLTEの2つが使える通信モードです。WiMAX2+とLTEによるキャリアアグリゲーションによって最大速度708Mbpsが可能となりました。
ちなみに708Mbpsは下りの速度。上りの速度は75Mbpsとなります。
現在最大708Mbps/75Mbpsが利用できるエリアは、東京都・神奈川県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県の一部エリアです。
WiMAXがつながりにくい場所は?
エリアマップを見ていただいた人はわかると思いますが、現在WiMAXは日本全国ほとんどのエリアで利用できます。
ですが、障害物に弱いなどの特徴もありつながりにくいエリアがあるのも事実です。そこでWiMAXの電波がつながりにくい場所をまとめてみました。
・建物の奥
・地下街
・トンネル
・山間部
建物の奥などは壁や鉄筋などの障害物があるとつながりにくいでしょう。地下街も同様です。
トンネルは例えば、車や新幹線などに乗っている際、通過するとき電波が途切れることがあります。とは言え、高速道路だから、新幹線だからつながらないといったことはありません。
山間部や郊外などは基地局が側にないこともあるので、利用できない場合もあるでしょう。基地局から離れればそれだけ電波の感度は悪くなります。
WiMAXは携帯キャリアと比べて電波が弱いの?
携帯キャリアでは4G/LTE回線を使っています。すでにお伝えしてきたように、LTEの方がWiMAXよりも利用できるエリアは広い。つまり携帯キャリアの方が電波は強いと言えます。
ただし、LTEはデータ量制限があります。WiMAXは3日で10GBの制限はありますが、LTEのように月間の制限はありません。
なので、頻繁にネットを使う人にとっては、いくら電波が強いと言ってもLTEは不向きです。WiMAXの方が使いやすさでは上です。
WiMAXが利用できるエリアは?
今度はWiMAXが利用できるエリアにについて紹介したいと思います。
「意外とこんな場所でも使えるんだ」と感じるはずです。
・地下鉄
・新幹線
・車/バス
散々地下だとつながりにくいとお話してきたWiMAXですが、実は地下鉄での利用は大丈夫です。
日本全国の私鉄・地下鉄の対応状況については、UQコミュニケーションズのサイトで紹介されているので、参考にしてみてください。
次に新幹線ですが、現在すべての路線で利用できるわけではありませんが、WiMAXは使えます。
利用可能区間 | |
東北新幹線 |
東京駅~新青森駅間23駅 |
上越新幹線 |
東京駅~新潟間12駅 |
秋田新幹線 |
秋田駅 |
山形新幹線 |
山形駅 |
長野新幹線 |
東京駅~長野駅間11駅 |
ただし、トンネルに入ると電波が途切れることもあるのでその辺は意識しておいてください。
そして、車/バスでもWiMAXのエリア範囲内なら問題なく通信が可能です。
新幹線と同様にトンネルでは電波が入りにくいこともあります。
UQ WiFiプレミアムを使うのもあり!
こちらは、UQ WiMAXに申し込むと利用できる公衆無線LANサービス。飲食店・公共交通機関・新幹線などから無料で使うことができます。
ただしこちらは、あくまでもUQ WiMAXで利用できるサービスです。GMOとくとくBBやBroadWiMAXなどでは利用できません。
まとめ
WiMAXのサービスエリアについてお話してきましたが、納得していただけましたか?
ほとんどのエリアで利用できるWiMAXですが、苦手な場所もあるので、そういうときはLTEを使ってみるのもよいでしょう。
現在WiMAXのエリア外にお住まいの方も、今後エリア拡大の可能性は十分あります。
どうしても早くエリアに対応してもらいたい場合は、『エリア改善要望受付フォーム』から問い合わせてみてもよいでしょう。
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