2019年10月13日 WiMAXコラム
GMOとくとくBBとYamada Air Mobile WiMAXの比較!
GMOインターネット株式会社が運営する「GMOとくとくBB」と、家電量販店でおなじみの株式会社ヤマダ電機が運営する「Yamada Air Mobile WiMAX」を今回は比較します。
GMOとくとくBBについてはキャッシュバックが大きいことで知られていますが、Yamada Air Mobile WiMAXについては、ヤマダ電機で申し込みできるということ以外に、詳しくない人も多いと思います。
結論からお話すると実質費用がお得なのはGMOとくとくBBです。
ただしそれはキャッシュバックを確実に受け取った場合です。
今回は料金プランや取扱端末、違約金など比較しているので申込みを検討している人は参考にしてください。
この記事の目次
契約期間を比較!Yamada Air Mobile WiMAXは2年プランが便利!
2019年10月にWiMAXの回線元である、UQコミュニケーションズにおいて、「新ギガ放題」がスタートしました。
それを受けYamada Air Mobile WiMAXでも料金プランが変更されました。
なお、契約期間については「2年間」と「3年間」です。
一方GMOとくとくBBの契約期間は「3年間」のみとなります。
昨今格安SIMをはじめ新たなサービスが登場するインターネットにおいて、3年間もWiMAXを使用するかわからないという人もいると思うので、そういう人にはYamada Air Mobile WiMAXの2年プランが便利です。
料金プランを比較!自由度の高いYamada Air Mobile WiMAX!
GMOとくとくBBとYamada Air Mobile WiMAXの料金プランをそれぞれ比較します。
Yamada Air Mobile WiMAXの料金プランは、2年・3年プランの他、端末代の分割払い・一括払いにおいて月額料金が異なります。
▪GMOとくとくBB
ギガ放題プラン | 通常プラン |
利用開始月~2ヶ月目:3,609円 3ヶ月目以降:4,263円 |
利用開始月以降:3,609円 |
▪Yamada Air Mobile WiMAX
プラン | ギガ放題プラン(分割払い) | ギガ放題プラン(一括払い) |
2年 | 利用開始月~30ヶ月目:4,380円 31ヶ月目以降:3,880円 |
利用開始月以降:3,880円 ※端末代15,000円一括払い |
プラン | ギガ放題プラン(分割払い) | ギガ放題プラン(一括払い) |
3年 | 利用開始月~30ヶ月目:4,380円 31ヶ月目以降:3,880円 |
利用開始月以降:3,880円 ※端末代15,000円一括払い |
Yamada Air Mobile WiMAXには月間7GBプランはない!
GMOとくとくBBには従来からの通常プランがあります。
これはひと月の通信量が7GBまで安定した速度で利用できるプランです。
7GBを超えた場合に速度制限がかかりますが、その代わりギガ放題プランと比較して月額料金が安いのがメリットです。
この通常プランはYamada Air Mobile WiMAXにはありません。
その点注意してください。
2年プランはLTEオプションが有料!
WiMAXではauのLTE回線「au 4G LTE」を利用できます。
3年プランでは無料なのですが、2年プランでは、利用した月に限り1,005円支払わなくてはいけません。
キャンペーンを比較!コストを抑えたいならGMOとくとくBBのキャッシュバックがお得!
すでに知っているかもしれませんが、GMOとくとくBBでは高額キャッシュバックキャンペーンがお得です。
キャンペーンの時期によっては4万円近い金額の場合もあります。
一方Yamada Air Mobile WiMAXのキャンペーンは、WiMAXと同時購入する家電製品の割引となります。
2万円ほどの割引をおこなっている場合が多いです。
家電製品もあわせて購入したいという人にとっては便利かもしれませんが、WiMAX単体の申込みだけでよいという方にとっては、利用しにくいと思います。
そういった意味で、キャンペーンを比較した場合、GMOとくとくBBの方が使いやすいと言えます。
実質費用を比較!
GMOとくとくBBとYamada Air Mobile WiMAXの実質費用を比べてみましょう。
まずはそれぞれ3年プランの合計金額を比較し、Yamada Air Mobile WiMAXにおいては2年プランの実質費用も紹介します。
GMOとくとくBBのキャッシュバックについては、今回3万円として計算しています。
▪3年プランの実質金額を比較!
プロバイダ | GMOとくとくBB | Yamada Air Mobile WiMAX (分割払い) |
Yamada Air Mobile WiMAX (一括払い) |
キャッシュバック | 30,000円 | – | – |
契約期間 | 3年 | 3年 | 3年 |
契約事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
端末代 | 0円 | 0円 | 15,000円 |
送料 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 利用開始月~2ヶ月目:3,609円 3~36ヶ月目:4,263円 |
利用開始月~30ヶ月目:4,380円 31~36ヶ月目:3,880円 |
利用開始月~36ヶ月目:3,880円 |
実質費用 | 124,506円 | 157,680円 | 157,680円 |
金額を比較してみると、WiMAX単体でキャッシュバックが受けられるGMOとくとくBBがお得ということがわかりました。
Yamada Air Mobile WiMAXの分割払い・一括払いの実質費用については同額です。
▪2年プランの実質金額を紹介!
Yamada Air Mobile WiMAXについては2年プランもあるため、その実質費用も紹介します。
プロバイダ | Yamada Air Mobile WiMAX (分割払い) |
Yamada Air Mobile WiMAX (一括払い) |
契約期間 | 2年 | 2年 |
契約事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
端末代 | 0円 | 15,000円 |
送料 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 利用開始月~24ヶ月目:4,380円 | 利用開始月~24ヶ月目:3,880円 |
実質費用 | 108,120円 | 111,120円 |
2年プランについては月々の料金が上がりますが、実質費用を比べると分割払いの方がお得ということがわかります。
GMOとくとくBBのキャッシュバックは受取方法がわかりにくいので注意!
GMOとくとくBBのキャッシュバックは高額なため、受け取った場合にコストを大きく抑えることができます。
しかし、受取方法が面倒でわかりにくい点には注意しなくてはいけません。
GMOのWimaxは『意地でもキャッシュバックを受け取らせない』という強い意志を感じるし、あらゆる手段を講じて受け取り損ねるようにシステムが作られていていっそ感心する。
— たまごかけ (@TMG0506) April 9, 2019
GMOとくとくBBのWiMAX、キャッシュバックが33,000円でかなりお得感あるけど、それの受け取りが契約から約一年後で、しかも恐らく全く使わないであろうプロバイダのメール宛に口座指定のお知らせが来て、それに返信できないと結局もらえない鬼畜仕様。これ考えたやつほんと悪どいぞ pic.twitter.com/DuPDltLUN2
— みやたかわっしょい (@mytkwassyoi) November 30, 2017
このように評判はよくありません。
受け取り方法の詳細については下の関連記事で説明しているため、そちらを読んでほしいのですが、次の理由があるため受け取りは簡単ではありません。
・キャッシュバックは申込みから1年後に振り込まれる
・振り込まれる前の月に受取手続きに関するメールが届くが、そのメールを見つけにくい
・受取手続きには期限が設けられている
キャッシュバックは申込み後すぐに貰えるわけではなく、1年後に指定した口座に振り込まれます。
金額が振り込まれる前の月に受取口座情報の登録方法に関するメールが、GMOのプロバイダメールに届きます。(※普段利用しているメルアド宛に届くわけではないため注意!)
このプロバイダメールには日ごろから広告メールが数多く届くため、目当てのメールを見逃す可能性が高いです。
また、受取口座の登録はおよそひと月のうちにおこなわなければいけません。
期限を過ぎると無効となります。
以上の理由からGMOとくとくBBのキャッシュバックは受け取りにくく、評判がよくないのです。
キャッシュバックは高額でも、受け取れなければ実質費用を抑えることはできない、ということを覚えておいてください。
スマホセット割りを比較!Yamada Air Mobile WiMAXはauスマートバリューmine未対応!
WiMAXとauスマホをセットで利用することで、auの毎月の料金が最大1,000円安くなるauスマートバリューmineというサービスがあります。
GMOとくとくBBをはじめ、多くのWiMAXプロバイダで対応していますが、残念ながらYamada Air Mobile WiMAXでは未対応です。
取り扱い端末はYamada Air Mobile WiMAXが多い!
GMOとくとくBBとYamada Air Mobile WiMAXで扱う端末をそれぞれ紹介します。
端末タイプ | GMOとくとくBB | Yamada Air Mobile WiMAX |
モバイルルーター | W06,W05,WX05 | W06,WX05,W05,WX04,W04 |
ホームルーター | L02,HOME01 | L02,HOME01,L01s |
このように機種の多さを考えるとYamada Air Mobile WiMAXの方が有利です。
とはいえどちらも最新機種は扱っているため安心してください。
違約金を比較!GMOとくとくBBは高額なので注意!
料金プランには2年や3年といった契約期間が設けられており、途中で解約した場合に違約金が発生します。
新しい料金プランになってから、Yamada Air Mobile WiMAXの違約金は以前と比較し少なくなりましたが、GMOとくとくBBに関しては以前のままのため、最大で2万円ほどの金額を請求されてしまいます。
それぞれの違約金を見てみましょう。
▪GMOとくとくBB
期間 | 違約金 |
利用開始月~12カ月目 | 19,000円 |
13カ月目~24カ月目 | 14,000円 |
25カ月目以降 | 9,500円 |
▪Yamada Air Mobile WiMAX
料金プラン | 違約金 |
YAMADAギガ放題プラン (3年・分割) |
9,500円+端末残債相当 |
YAMADAギガ放題プラン (3年・一括) |
9,500円 |
YAMADAギガ放題プラン (2年・分割) |
1,000円+端末残債相当 |
YAMADAギガ放題プラン (2年・一括) |
1,000円 |
どちらも違約金を支払わないで解約するためには契約更新月に解約しなければいけません。
契約更新月の詳細については申込み後、サポートセンターに問い合わせるなどして確認しましょう。
まとめ
今回はGMOとくとくBBとYamada Air Mobile WiMAXの比較でした。
高額キャッシュバックがあるため実質費用を抑えたいという方にはGMOとくとくBBがお得なのですが、受取忘れのリスクがあるためオススメできません。
それよりも新料金プランとなり、2年プランも選択できるYamada Air Mobile WiMAXの方が利用しやすいと言えます。
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