元WiMAX販売スタッフが説明するWiMAX情報サイト

それではまず、通常プランとギガ放題プランの違いからお話したいと思います。

プランの違いを解説！

通常プラン

月々に利用できる通信量が7GBまでと決まっているプランです。とは言え、7GBを超えると回線がストップしてしまうというわけではなく、継続して利用できるのですが、通信速度が制限されてしまいます。

しかし、ギガ放題プランと比べ毎月の料金が抑えられるのがメリットです。

ギガ放題プラン

こちらは、月々に利用できる通信量に縛りのないプランです。動画をよく見る人や、通話やダウンロードをすることが多い人に向いています。

その分月額料金は通常プランより高め。また、まったく速度制限にかからないわけではなく、3日間で10GBを超える通信を行うと制限されます。

とはいえ、通常プランよりも余裕を持ってネットを使えるため、多くの人はギガ放題プランを選択しています。

契約年数は？

申し込みの際、契約期間の年数をプロバイダによって選ぶことができます。ほとんどの場合、2年もしくは3年です。

※UQコミュニケーションズのUQ WiMAXや3WiMAXでは4年契約を選ぶことも可能。

契約期間についてはプロバイダによって条件が異なり、2年契約だと通常プランが選べない場合もあるので注意が必要です。

ここで主要プロバイダの月額プランの状況を見てみましょう。

このように、すべてのプロバイダで通常プラン・ギガ放題プランが選べるわけではありません。例えばBroadWiMAXは、2年契約が選べないので、3年契約でのみ両プランが選べることになります。

BIGLBOE WiMAXは2年契約だとギガ放題プランを選ぶことができません。@nifty WiMAXは2年・3年両方で通常プランを選ぶことができません。

以上の理由から、あなたの目当てのプロバイダで通常プランが選べるか事前に調べておく必要があります。

プロバイダごとの料金をチェック！

先ほどお話したように、通常プランとギガ放題プランの月額料金は異なります。実際どの程度違うのか、プロバイダごとの表にしたので見てみましょう。

※表では、通常プランとギガ放題の両方選べるプロバイダのみ記載しています。

どのプロバイダも700円程度の差があることがわかりました。700円の差ですが、どっちが使いやすいかの目安は次の項目を読むと参考になるでしょう。

注意点1：速度制限後の速度

すでにお伝えしたように、通常プランは月間の通信量が7GBまでとなっています。

それ以上の通信をおこなうと速度制限がかかります。ただそこで、注意しなければいけないのは速度制限後の速度。

通常プランでは、月間7GBを超えた通信をおこなうと、その超えた月の末日まで最大速度が128kbpsに規制されてしまいます。

この128kbpsという速度では、動画の視聴が厳しいばかりでなく、ネットサーフィンをしていてもページの切り替わりが遅くストレスとなります。

まともにネットができません。この点はよく覚えておいて下さい。

注意点2：3日で10GBの制限もある！

ギガ放題で、3日で10GBを超えると速度制限がかかるとお話しましたが、通常プランでも3日で10GBを超える通信をおこなうと、やはり速度制限がかかります。

制限後の速度は1Mbpsとなり128kbpsよりはましですが、低速になるのには違いありません。

ただし、うれしいことに1MbpsあればYouTubeの標準画質での動画視聴はできます。また、ネットサーフィンも特に問題なく行えるでしょう。

とは言え、大容量のファイルをダウンロードするなどの場合は時間がかかります。

注意点3：LTE使用料の条件は同じ

WiMAXでは、端末によってはau 4G LTE回線を利用することができます。LTEは、WiMAX2+回線と比べて電波の入りがよく、広範囲のエリアで利用できるものです。

通常プランでもau 4G LTEの利用は可能です。ただし、LTEは月間7GBを超える通信をおこなうと、7GBを超えた月の末日まで、やはり最大速度が128kbpsに規制されてしまいます。

例えば月の初めにLTEで7GBを超える通信をおこなうと、残りの日にちは月末までずっと128kbpsです。格安SIMだとデータ容量の追加はできますが、WiMAXではできません。

通常プランを選ぶ人はあまりネットを使わないと考えられますが、念のため気をつけておいてください。

7GBというのはどの程度なのか、あまりネットを使わない人でも気になると思います。

通信量の目安についてUQコミュニケーションズの公式ページで解説されていたので、まとめてみました。

※利用できる回数や時間はスマホとパソコンで異なります。

画像引用：UQコミュニケーションズ

画像引用：UQコミュニケーションズ

画像では3GBと1GBの目安がわかりました。では7GBで考えてみると、

【スマホで利用した場合】

【パソコンで利用した場合】

ひと月にこの程度利用できるというわけです。

外出先からスマホで少し調べものをしたい程度の人にとっては足りるでしょう。しかし、自宅でパソコンから頻繁にネットをする人にとっては厳しい容量です。

通常プランに対する口コミ

実際に通常プラン（7GB）を使っている人の感想を見てみましょう。

Wimax 7GBプランやったから
あっといまに使えなくなったよ(/ _ ; )
来月からギガマックスに変更だな pic.twitter.com/bW93TdOlOk

— Gosuke@ph(+)ALL (@Gosuke33) May 17, 2018

あっという間に達してしまったということです。この方は「来月からギガ放題プランに変更だな」と言っていますね？　実はWiMAXの月額プランは月ごとに変更できるのです。

詳しい話は後ほど解説します。

調べたらWiMAXは1ヶ月7GB超えると速度遅くなるらしいな
…見てみたら13.68GB使ってたわ…
くっそ…神奈川帰りてえ…家の安定したWiFiルーターが恋しい………

— 舞歌 (@maika_mm253) April 10, 2018

この方も気づいたら7GBを超えていたということでした。ちょっとでも多く使った日があると、すぐ7GBに達してしまうものです。

ドコモ:20GB
wimax:7GB
fujiwifi:100GB
計127GBあるから今月は無敵だね✌️#fujiwifi pic.twitter.com/HwhQup9FM5

— momo (@momomo3281) September 1, 2017

この方はWiMAXの7GBの他にもドコモ20GB、fujiwifi100GBも所有しているようです。さすがにこれだけあれば余裕でしょう。はっきり言って、WiMAXを契約しなくても間に合う容量です。

3日規制を避けるために、あえて7GBプランで契約し旧WiMAXのみを使う人はそれなりにいるようですが…

— ViperZero (@vztwt) May 31, 2017

この方の言っていることは、旧WiMAX回線に対応した端末を申し込み、通常ネットをするときは速度制限の一切かからない『ノーリミットモード』で使用し、旧WiMAXのエリア外のみWiMAX2+回線を使うということです。

この使い方は一見賢いのですが、2018年現在、旧WiMAX回線（ノーリミットモード）が利用できる端末は一機種だけ。また、取り扱いはUQコミュニケーションズのUQ WiMAXのみです。他のプロバイダでは取り扱いがありません。

また、旧WiMAXは通信速度も圧倒的に遅く、利用できるエリアも狭いため決して使いやすいものではありません。

WiMAX酷すぎる1

1ヶ月でたったの7GBしか使えず、それを超えると翌月の1日まで速度戻らず。追加料金で速度が戻るなどの方法も無し。一度そこに落ち入ったら地獄。

— 市川ヒロシ (@ichikawahiroshi) February 16, 2017

この方の言うように通常プランは7GBを超えて制限を受けるとかなり苦しいです。ネットでほとんどのことができなくなります。

※LINEやメールでのメッセージの送受信はかろうじてできるレベルです。

一度通常プランで申し込んでも、使いにくいと感じたときは、翌月ギガ放題プランに変更することができます。

どのプロバイダでも月ごとのプラン変更に対応しています。※ただし契約年数の変更はできません。

通常プランを利用してみて、「意外と早く制限を超えてしまった」「128kbpsの速度制限が辛い」など感じた人はプラン変更を考えてみてもよいでしょう。

今回はWiMAXの通常プランについてのお話でした。ほとんどネットを使わない人にとっては有利なプランですが、ツイッターの口コミであったように、意外とすぐ超えてしまうことも多い。

通常プランとは700円ほどの差はありますが、やはりギガ放題プランは安心して使えます。とは言えプラン変更は簡単なので、色々試してみてあなたに合ったプランを選んでみてください。