2018年5月23日 WiMAXコラム
WiMAXの速度制限中でもYouTubeは視聴できる?電波の改善策紹介
WiMAXには速度制限がありますが、制限中でもYouTubeの視聴はできるのか? 気になる人は多いと思います。そこで今回は速度制限中の視聴について解説していきたいと思います。
また、電波の改善策についてもお伝えしているので参考にどうぞ。
この記事の目次
WiMAXの速度制限後もYouTubeは視聴できる?
結論から言うと、WiMAXが速度制限中でもYouTubeの視聴は可能です。
ただし、すべての画質というわけではありません。
通常画質はOKですが、高画質は見れるときもあるといった感じです。
実際にYouTubeの公式サイトにも下記の記載がありました。
“1 Mbps 以上のインターネット接続”
引用:YouTube公式サイト
WiMAXの速度制限後の速度で気をつけること!
速度制限後でも視聴できるとお伝えしましたが、注意点があります。
それは速度制限の種類によっては視聴できない場合があるということ。
WiMAXの速度制限の条件について知っている人もいるかもしれませんが、改めて解説したいと思います。
1.通常プラン(月間7GB)で通信量をオーバーした場合
2.LTE利用時、月間7GB以上の通信をおこなった場合
3.3日で10GB以上の通信をおこなった場合
以上3つの条件に当てはまると速度制限がかかります。
それぞれの条件についてより詳しく見ていきましょう。
通常プラン(月間7GB)で通信量をオーバーした場合
WiMAXの月額プランには通常プランとギガ放題プランがありますが、この内、通常プランは月間7GBの通信量制限が設けてあるものです。
7GBを超えた通信をおこなった場合、7GBを超えた月の末日まで最大速度は128kbpsまで制限されます。
LTE利用時、月間7GB以上の通信をおこなった場合
LTE(ハイスピードプラスエリアモード)利用時に月間7GBを超える通信をおこなった場合、7GBを超えた月の末日まで最大速度は128kbpsに制限されます。
3日で10GB以上の通信をおこなった場合
通常プラン・ギガ放題・LTEすべてにおいて、3日で10GB以上の通信をおこなった場合、10GBを超えた翌日の18時から翌々日の2時までの8時間速度制限が発生。制限後の速度は1Mbpsです。
動画視聴できるのは3日で10GBの制限のときだけ!
3つの速度制限の条件がありましたが、その中で制限後の速度が128kbpsとなるものについては、YouTubeの通常画質であっても視聴は厳しいです。
実際に1Mbpsと128kbpsそれぞれの速度で動画視聴できるか検証している動画がありましたので、参考に見てみましょう。
※動画では楽天モバイルとなっていますが、速度自体は変わらないものなので問題ありません。
動画を見るとわかりますが、1Mbpsの方は普通に再生できていますよね? 止まることはありませんでした。一方128kbpsの方は、なかなか始まらず、「エラーが発生しました」となってしまいました。その後やっと少しずつ動きだした感じです。
128kbpsの方は最終的に動き出したにしろ、始まるまで時間がかかり過ぎています。これだけ遅いとストレスですよね?
どの程度視聴したら速度制限はかかる?
どの程度動画視聴したら速度制限がかかるのか、UQコミュニケーションズの公式サイトに目安表がありましたので紹介したいと思います。
表は3日で10GBを基準にしたものです。
画像引用:UQコミュニケーションズ
画質によって視聴時間は異なります。超高画質になるとデータ量が増えるのでその分視聴回数・時間は減ります。
画質にこだわらず標準画質で視聴した場合、約47時間。つまり3日間でこの程度は視聴できるということです。
一日で計算すると約15時間。意外と視聴できると思いませんか?
WiMAXでYouTubeを快適に楽しむ方法!
すでにお伝えしたように、通常プランでは7GBとなっており、容量が少なく制限後の速度も128kbpsなのでたくさん観たい人にとって使いやすいプランではありません。
なので、月額プランはギガ放題を選ぶのがベスト。ギガ放題なら月間の通信料制限はないので使いやすい。
次は速度についてですが、最大速度1Mbps出ていればとりあえず視聴はできます。ただし、なるべく最大速度が速い端末を選ぶのがよいでしょう。
記事執筆現在、最新機種のW05なら最大通信速度は558Mbps(LTE利用時は708Mbps)に対応。ちなみに最大558Mbpsは下りの速度です。上りの速度は最大75Mbpsです。
インターネット、特に動画視聴で大切なのは下りの速度。下りと上りの速度の役割を簡単に説明すると、
【下り速度】・・・ファイルのダウンロード、動画視聴、ネットサーフィンなど
【上り速度】・・・ファイルのアップロード(YouTubeに動画をアップなど)、メール送信など
WiMAXは、上りよりも下りの速度が圧倒的に速いですが、ほとんどの場合大切なのは下りの速度です。
WiMAXでYouTubeが視聴できないとき考えられることは?
普段は視聴できているのに、急に視聴できなくなったという場合に考えられることは何か? 解説していきたいと思います。
端末の電源が入っていない
以外とバッテリーが切れていて電源が入らない、という場合があります。WiMAXは端末によっては省エネモードが利用できるものもあるので、設定しておくと便利です。
WiMAXのエリア外で使っている
日本全国ほぼ対応しているWiMAXですが、山間部などでは電波が入りにくいこともしばしば。また、WiMAXの電波は障害物に弱いため、地下街などでは電波が入らないことも。
速度制限を受けている
この場合の速度制限は、3日で10GB以外の制限。つまり、通常ブラン(7GB)とLTEのケースです。128kbpsでは動画視聴は厳しい。
速度制限を受けている場合は解除されるまで待つしかありません。両方とも制限は7GBを超えた月の末日までなので、それまでは我慢するしかありません。
電波の入りがわるいときに試してほしいこと!
WiMAXの電波が弱い、アンテナが立たない、そんなときにぜひ試してほしいことをお話します。ひょっとしたらYouTubeが視聴できるようになるかもしれません。
端末を窓際に置く
WiMAXの電波は障害物に強くありませんので、端末を置くときはなるべく窓際がよいです。
建物の奥の方に置いて使うと電波が入りにくいでしょう。
WX03の拡張アンテナを利用する
現在WX03を利用している人、もしくはこれから利用する予定の人はWX03のクレードルをぜひ購入してみてください。というのも、他の端末のクレードルと異なりアンテナが内蔵されているのです。
【WX03+クレードル拡張アンテナ】
画像引用:UQコミュニケーションズ
クレードル拡張アンテナは別名『Wウィングアンテナ』と呼ばれます。
クレードルの両サイドにWiMAX2+およびWi-Fiの補助アンテナがついていて、このおかげで全方位的に電波をキャッチします。
クレードルを使わないときと比べて通信エリアが最大40%アップします。
クレードルはGMOとくとくBBだと無料ですが、他のプロバイダだとおよそ3千円前後で購入することができます。
電波の感度が上がることで、YouTubeの視聴もよりスムーズになるでしょう。
UQ宅内アンテナ(UQフェムトセル)を使う
この方法は、『auひかり、auひかりちゅら』の契約者のみ利用できる方法です。
UQアンテナとは自宅に設置する小型の基地局。自宅での利用でなかなか電波が入らないという家庭に対して、UQコミュニケーションズが無料で提供しています。
※月額料金もかかりません。
ただあくまで自宅での利用時のみ電波が改善されるというもの。とは言え、快適にYouTubeが視聴できるようになれば嬉しいですよね。
auひかり加入者は利用してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回はWiMAXの速度制限後でも、YouTubeは視聴できるのかについてお話してきました。
もう一度おさらいすると、1Mbpsなら視聴可能、128kbpsならほぼ無理です。
制限がかかっていなくても、電波状況などでうまく視聴できないこともあるかもしれませんが、そんなときは本記事で紹介した方法を試してみてくださいね!
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