2018年6月20日 WiMAXコラム
WiMAXの速度制限が解除されない!条件と快適な使い方を紹介!
速度が遅い、速度制限が解除されていない気がする。そんな風に感じたことがある人はいませんか?
速度制限はいつ解除されるのか、解除されないときに確認してほしいことをお話したいと思います。
また、速度制限にかからない使い方についても解説するので参考にしてみてください。
WiMAXの速度制限中!いつ解除される?
WiMAXには速度制限がありますが、ところで制限はいつ解除されるのでしょう? そのことについてあまりよく知らないという人も多いと思います。
実は速度制限には3パターンあり、どれに当てはまるかで解除されるタイミングが異なるのです。
速度制限の条件を確認
1.3日で10ギガバイトのデータ通信をおこなった場合
2.通常プランで月間7GB以上の通信をおこなった場合
3.LTE使用時月間7GB以上の通信をおこなった場合
それぞれの制限される期間と、いつ解除されるのかを見てみましょう。
3日で10ギガバイトのデータ通信をおこなった場合
制限される期間は、3日間で10GBを超えるデータ通信をおこなった翌日の18時から翌2時まで。(合計8時間ほど)制限中の速度は最大1Mbps(上り・下り)です。
※ポイントは3日間で10GBを超えた当日ではなく、あくまでその翌日から制限がかかるということです。
通常プランで月間7GB以上の通信をおこなった場合
あなたの選んだ月額プランは何ですか? どのWiMAXプロバイダでも、申込み時に『通常プラン』と『ギガ放題プラン』のどちらかを選ぶことになります。
【通常プラン】・・・プロバイダによって名前は異なりますが、月々の通信量が7GBまでは通常通り使えるプランです。
7GBを超えた場合、その月の末日まで速度制限がかかります。
【ギガ放題プラン】・・・ひと月の通信量に制限がありません。インターネットのヘビーユーザーはこちらのプランがおすすめ。
つまり、もしあなたが通常プランを選んでおり、ひと月の間に7GBを超えた通信をおこなっていた場合、7GBを超えた月の末日まで速度制限がかかるわけです。
ちなみに、制限中の速度は最大128kbps(上り・下り)となります。
LTE使用時月間7GB以上の通信をおこなった場合
WiMAXは端末の種類によっては、auのLTE、『au 4G LTE』の利用ができます。
WiMAX2+より広いエリアでネットが使えるため、利用している人も多いでしょう。ですが、このLTE回線を使ってひと月の間で7GBを超えるデータ通信をおこなうと、その月の末日まで最大速度が128kbps(上り・下り)となります。
LTEを利用していて、速度が遅くなったと感じたときは、規定の7GBを超えていると考えられます。解除されるには末日まで待つしかありません。
速度制限が解除されない!そんなとき確認してほしいこと
速度制限が解除されてもいい頃なのになぜか解除されていない。速度が出ない。そんなとき確認してほしいことをお話します。
通信量を確認する
せっかく制限が解除されても、大容量の通信を再びおこなえば速度制限がかかります。
そこで現在の通信量を確認してください。
確認方法は『プロバイダのホームページ』『端末本体』『専用アプリ』で知ることができます。
プロバイダのホームページで確認する
ここでは例として、UQ WiMAXを契約している人が、UQのホームページから確認する方法をお話しましょう。
UQ WiMAXの場合、会員サポートページである『My UQ』内で現在の通信量を知ることができます。
1.My UQにログインする
ちなみに会員ページであるMy UQは、他にも契約プランの変更や契約者情報の変更、UQ WiFiプレミアムの申込みなども可能です。
2.『通信量照会』を確認する
My UQのページにログイン後、『料金紹介』と記載された箇所があるので押してください。
すると、その中に『通信量照会』と記載されたボタンが現れます。
3.通信量をチェック
『月間通信量照会』『過去3日間分の通信量照会』それぞれのボタンが表示されるので、お好きな方をチェックしてみてください。
月間通信量照会は、ひと月の間に『7GB』に達していないか確認できます。また、過去3日間分の通信量照会は、『3日で10GB』に達していないか確認するとき便利です。
ちなみに、UQ WiMAXの通信量確認方法について、詳しく解説した動画がありましたので紹介しておきましょう。
通信モード別の通信量を知ることも可能だということです。
通信モードとは?
WiMAXでは、『ノーリミットモード』『ハイスピードモード』『ハイスピードプラスエリアモード』の3つの通信モードがあります。これらは一つの端末ですべてのモードが利用できるというわけではなく、端末の種類によって対応しているモードが異なります。
【ノーリミットモード】・・・旧WiMAX回線が使えるモード。唯一完全に通信量制限がないものです。ですが、現在ノーリミットモードが使える端末はほぼありません。
【ハイスピードモード】・・・旧WiMAX・WiMAX2+が利用できるモード。
【ハイスピードプラスエリアモード】・・・WiMAX2+とau 4G LTEが利用できるモードです。
端末本体で確認する
ホームページで確認するよりも、こちらの端末本体でチェックする方が簡単かもしれません。
ここでは例として、WX03の通信量カウンターの確認方法を紹介しましょう。
【WX03】
画像引用:UQコミュニケーションズ
クイックメニューから通信量を確認する方法
1.クイックメニューをタップします
上のWX03の画像に表示されている『クイックメニュー』ボタンを押します。
2.『通信量表示』をタップ
『前日までの3日間』『本日までの3日間』『今月』それぞれ合計の通信量が表示されます。
下記の動画で実際にWX03を操作していますので、参考にどうぞ。
専用アプリで確認する
この方法はすべての端末でできるわけではありません。WiMAXルーターによっては、専用のアプリを使って通信量を知ることができます。
WX04・WX03・WX02・WX01といったNEC製ルーターですと、スマホから『NEC WiMAX2+ Tool』がダウンロードできます。このアプリを使えば通信量を確認できるわけです。また、端末の電池残量、電波状況のチェックも可能。スマホからのリモート起動にも対応しています。
ハイスピードプラスエリアモードを使っていないか確認!
通信モードの一つである『ハイスピードプラスエリアモード』は、au 4G LTEが利用できるモードです。この通信モードにしておくと、知らず知らずのうちにLTEを使っていることになります。
au 4G LTEは月間7GB以上の通信をおこなうと速度制限がかかり、最大速度は128kbpsまで落ちてしまい使い物になりません。
なので、端末の通信モードが何になっているかを確認してください。
ちなみに月間無制限のギガ放題に申し込んだとしても、LTEを使っていて月間7GBを超えれば関係なく速度制限はかかります。
WiMAXで速度制限がかからない使い方は?
WiMAXは速度制限がかかった場合でも、ワイモバイルのようにお金を払ってデータ容量を追加するといったことはできません。
なので、通信量に気を付けなくてはいけません。そこでおすすめの使い方を紹介します。
・月額プランはギガ放題を選ぶ
・ハイスピードプラスエリアモードは使わない
・データ量通知サービスを使う
それぞれ見ていきましょう。
月額プランはギガ放題を選ぶ
ギガ放題には月々の通信量制限がないので使いやすい。3日で10GBの制限はありますが、これは通常プランにもあるものです。どちらにもあるなら、ギガ放題を選ぶ方がお得ということ。
ハイスピードプラスエリアモードは使わない
ハイスピ―ドプラスエリアモードはWiMAX2+とau 4G LTEが利用できるモードです。電波状況によって回線が自動で切り替わるのですが、au 4G LTEは月間7GBの制限があるので使いにくい。
端末の通信モードは、常に『ハイスピードモード』にしておくのがおすすめです。どうしても電波が入りにくいときだけ、ハイスピードプラスエリアモードを使うようにしましょう。
データ量通知サービスを使う
これはUQコミュニケーションズで提供されているサービスです。3日で10GBを超え速度制限がかかる場合に、メールでお知らせしてくれるというもの。
あくまで3日で10GBを超える場合のみ通知してくれます。7GB制限については対応していません。
ちなみにこちらのサービスは、契約しているプロバイダに関係なく利用できます。※ただし一部利用できないプロバイダもある
申し込みは下記のリンクから。
まとめ
今回は速度制限が解除されないと感じた場合に、確認してほしいことをお話してきました。
大切なのは、速度制限がかかる条件と期間です。それらを知っていないとほんとに制限がかかっているかどうかがわかりません。
速度制限を気にせず利用するには、項目『WiMAXで速度制限がかからない使い方は?』で解説した方法で使ってみてください。
制限があっても、WiMAXのギガ放題なら他のモバイルルーターと比較し、月間の通信量制限がなく使いやすいものです。
まだWiMAXを申し込んでいない人はぜひ検討してみてください。
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