2018年8月8日 WiMAXコラム
WiMAXルーターnovas Home+CAはおすすめ?製品チェック!
本記事ではWiMAXのホームルータータイプであるnovas Home+CAについての解説です。
少し古い機種ですが、あえて選ぶメリットはあるのでしょうか?
本記事を最後まで読んで確認してみましょう。
この記事の目次
WiMAXルーターのnovas Home+CAはどんな機種?
【novas Home+CA】
画像引用:UQコミュニケーションズ
製造元は株式会社シンセイコーポレーション。日本の企業です。2016年10月に発売された製品で、記事執筆現在が2018年なので2年前のもの。
とは言っても現在でも購入することは可能です。
WiMAXルーターには大きく分けて2つのタイプがあります。
一つはモバイルルータータイプ。もう一つはホームルータータイプ。
この内、novas Home+CAはホームルータータイプに含まれます。
WiMAXのモバイルルーターとホームルーターの違い
モバイルルーター
まずサイズが小さいです。ズボンのポケットに収まるほど。
モバイルルーターは持って出かけることができ、電波の入るエリアなら好きな場所でネットができます。
端末のバッテリーは端末によっても異なりますが、記事執筆現在最新端末のW05で最大約540分の連続通信時間。
旅行や通勤、通学時に利用できるので便利です。
ホームルーター
モバイルルーターと比べサイズが大きい。バッテリー動作は非対応のため屋外で使うことはできません。
ホームルーターの電源はACアダプタのみなので、屋内で使うのに適しているタイプです。
モバイルルーターと比較して、WiFi電波が強く同時接続機器の台数も多いのが特徴。
WiMAXは光回線などのインターネットと比べ月額料金が安いので、自宅の固定回線の代わりとしてWiMAXを利用する人はホームルータータイプがおすすめです。
novas Home+CAのスペック紹介
画像引用:UQコミュニケーションズ
画像引用:シンセイコーポレーション
対応ネットワーク
novas Home+CAのスペックを見てまず気になるのは、対応ネットワークが『WiMAX2+』のみということ。
WiMAX2+は現在のWiMAXサービスのメイン回線なので問題ないのですが、au 4G LTEや(旧)WiMAX回線には対応していません。
au 4G LTEはWiMAX2+よりも広いエリアで利用でき、障害物にも強い特徴があります。(旧)WiMAXは通信速度が遅いですが、その分速度制限が全くかからないというもの。
au 4G LTEは月間7GBの通信量制限がありますが、せめて(旧)WiMAX回線に切り替えることができるノーリミットモードが選べればうれしかったです。
最大同時接続数
最大同時接続数は『計18台』です。この内LANポートが2箇所あり、ここにLANケーブルを挿せばPCと有線接続が可能。
有線接続はWiFiによる無線接続と比べて通信が安定しやすいのが特徴です。PC利用時、速度が出ないと感じるときは有線接続を試してみましょう。
LED表示
novas Home+CAの正面のLED表示で電波の強さ、電源の状態を知ることができます。
WiFi周波数
WiFiは2.4GHzと5GHzに対応。それぞれ2.4GHzで8台、5GHzで8台の同時利用が可能です。
状況によってSSIDの接続先を2.4GHzと5GHzと切り替えて使うとよいでしょう。
【2.4GHz】・・・障害物に強いので遠くまで届く。しかし他の電波と干渉しやすいのがデメリット。
【5GHz】・・・他の電波と干渉を起こしにくい。ただし障害物には弱い。
通信速度
下り最大速度は220Mbps
上り最大速度は10Mbps
novas Home+CAの申込み方法を解説!
ある程度古い機種ですが、novas Home+CAは2018年現在まだ申し込むことができます。ただし、現在UQコミュニケーションズのUQ WiMAXでしか申し込むことはできません。
他のプロバイダからは購入することができないので注意してください。
UQ WiMAXでの申し込み
申し込みの際は、UQ WiMAXの『WiMAX(ルーター):製品』ページでnovas Home+CAを選んでください。
下のURLを参照してもらうと早いです。
※申込みは本記事を最後まで読んでから検討してみてください。
WiMAXルーターnovas Home+CAよりおすすめのルーターがある!
今までnovas Home+CAの紹介をしてきましたが、結論を言うと他によりおすすめのWiMAXホームルーターがあります。
それは記事執筆現在最新機種のL01sです。
【Speed Wi-Fi HOME L01s】
画像引用:UQコミュニケーションズ
やはり最新機種の方がスペックは上だと言えます。
novas Home+CAと比較してみましょう。
L01sのスペックチェック!
画像引用:UQコミュニケーションズ
対応ネットワーク
L01sの対応ネットワークは『WiMAX2+』と『au 4G LTE』の2つです。
先ほどau 4G LTEには月間7GBの通信量制限があるとお話しました。とは言え、電波の届きやすさはWiMAX2+より上です。
もしあなたの利用する場所でWiMAX2+の電波が入りにくいときは、au 4G LTEが利用できるハイスピードプラスエリアモードに設定を変更してください。
その際はくれぐれも速度制限がかからないように注意しましょう。
通信量の確認
L01sでは現在の通信量をチェックすることができます。
7GBを超えたら速度制限がかかりその月の末日まで最大速度は128kbpsとなってしまいますが、7GBを超える前にハイスピードモードに端末の設定を戻せばリセットされるので安心してください。
1.ブラウザからSpeed WiFi HOMEにアクセスする
Speed WiFi HOME(スピードワイファイホーム)のURLは、
です。 ※WiMAXと通信した状態でアクセスしてください。
ユーザー名は『admin』を入れパスワードを入力すればログインできます。
※パスワードはL01s本体の底部に記載あり。
2.項目『通信量カウンター』で通信量をチェック!
ログイン後設定項目にある通信量カウンターで現在の通信量が確認できます。
最大同時接続数
計42台です。内訳は有線LANのLANポートが2箇所。WiFiが2.4GHzと5GHzそれぞれ20台ずつで計40台となります。
novas Home+CAの最大同時接続数は計18台だったので、2倍以上の違いです。
WiFi周波数
2.4GHzと5GHzに対応。同時利用可能です。
通信速度
下り最大速度は440Mbps
上り最大速度は30Mbps
novas Home+CAの下り最大速度は220Mbps、上り最大速度は10MbpsだったのでL01sの方が最大速度は断然上です。
※最大速度は理論上の数値です。必ずこの速度が出るというわけではありません。
重さはnovas Home+CAが軽い?
外形寸法はL01sが約H180×W93×D93mmに対して、novas Home+CAが130×69×162mm(アンテナ除く)です。
それほど違いはなさそうですが、重さはL01sが450gに対してnovas Home+CA が317g(アンテナ含む)なので、いくらかL01sが重い感じです。とは言えそこまで気にする差ではないでしょう。
一人暮らしならモバイルルーターでもよい!
novas Home+CAやL01sのようなホームルータータイプは、例えば家族やある程度の人数で利用するのに向いていますが、一人暮らしの人はモバイルルーターを選んでもよいでしょう。
おすすめは、現在最新端末のW05です。スペックを見てみましょう。
【Speed Wi-Fi NEXT W05】
画像引用:UQコミュニケーションズ
画像引用:UQコミュニケーションズ
対応ネットワーク
WiMAX2+とau 4G LTEの2つに対応しています。
W05では、利用先のエリアでWiMAX2+の電波が今一つのときでも、au 4G LTEならつながる可能性があります。
最大同時接続数
UQコミュニケーションズのスペック表には記載がありませんでしたが、W05の同時接続台数は最大10台です。
ホームルーターと違って、有線接続するにはクレードルが必要となります。
画像引用:UQコミュニケーションズ
クレードルは端末を載せる土台のようなもの。LANポートが一つついています。
WiFi周波数
2.4GHzと5GHzに対応。同時利用可能です。
通信速度
下り最大速度は758Mbps
上り最大速度は112.5Mbps
今まで紹介したnovas Home+CAとL01sの最大速度と比べてみましょう。
表を見ると分かりますが、ホームルーターの2つよりもW05は断然最大速度が上です。
まとめ
今回は、WiMAXホームルーターのnovas Home+CAを中心にお話してきました。
UQ WiMAXでのみ申込みできる少し古い機種。はっきり言ってあえてこのnovas Home+CAを選ぶメリットはありません。その理由は本記事でお伝えしてきた通りです。
ホームルーターならL01sがおすすめです。一人暮らしならモバイルルーターを選べば屋内・屋外と幅広く使えるので便利です。
ということで結論はやはり最新機種を選ぶことが大切ということでした。
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