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2018年7月19日 WiMAXコラム

WiMAXのハイスピードプラスエリアモードの注意点とおすすめ設定

 

WiMAXの通信モードの一つにハイスピードプラスエリアモードがあります。

 

広範囲で電波が届く便利なモードですが、注意して使わなければいけません。今回はハイスピードプラスエリアモードの注意点を解説。また、W05で通信モードを切り替える方法や、ハイスピードプラスエリアモード規制についてもお話します!

 

WiMAXでハイスピードプラスエリアモードを使う際の注意点を解説!

 

大きく分けて3つの注意点があるので、一つずつ覚えておきましょう。

 

ハイスピードプラスエリアモードの注意点!

 

・別料金がかかる場合がある

 

・月間の通信料に上限がある

 

・速度制限中の速度が致命的

 

それぞれ説明しますね。

 

別料金がかかる場合がある

 

WiMAXの2年契約では、プロバイダによって1,004円~1,005円と差がありますが、ハイスピードプラスエリアモードを利用した月は別途使用料がかかります。

 

期間 ハイスピードプラスエリアモード使用料
2年 1,004円~1,005円
3年 無料

 

ハイスピードプラスエリアモードは、ひと月のうち一度でも使用したら料金が発生するので注意しましょう。

 

3年契約の場合は無料です。

 

月間の通信料に上限がある

 

ハイスピードプラスエリアモードには、月間7GBの通信量制限が設けてあります。

 

この7GBを超える通信をおこなうと速度制限がかかります。

ただし、7GBに達する前にハイスピードモードに戻せばリセットされることを覚えておいてください。

 

注意してほしいのは、ハイスピードプラスエリアモードで速度制限がかかると、ハイスピードモードに戻しても制限はかかったままということです。

 

速度制限中の速度が致命的

 

ハイスピードプラスエリアモードを使い速度制限を受けると、最大速度は128kbpsまでとなります。この128kbpsというのは致命的な速度です。

 

動画視聴は画質を落としても厳しいでしょう。サイトを閲覧していても、画像の表示に時間がかかり見ていてストレスとなります。

 

128kbpsはあくまでも最大速度です。利用環境によってはさらに落ちます。

 

YouTubeに参考となる動画がありましたので見てみましょう。

 

 

こちらの方はソフトバンク回線を利用しているということですが、128kbpsという条件は同じなので参考になります。

 

最大速度で128kbpsと言っても、動画の中で速度測定した結果のように、40kbpsや20kbpsのように128kbps以下の速度です。

 

動画内ではYouTubeのサイトに行きましたが、サムネイルがすべて表示されるのに時間がかかりました。一度や二度ならまだ我慢できるかもしれませんが、これが毎回となるとストレスを感じます。

 

動画の再生は見ていただいたように正直言って厳しい。途中で止まってしまいました。

 

 

こちらの方は128kbpsで画像の表示を試みていますが、ご覧の通り相当表示に時間がかかっています。

 

通信モードの説明

 

現在WiMAXで主に使われる通信モードは、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの2つです。※ノーリミットモードモードもありますが、現在ほぼ使われていないため省略します

 

それぞれ通信モードでは使われる回線の種類が異なります。

 

ハイスピードモード ハイスピードプラスエリアモード
WiMAX2+ WiMAX2+/au 4G LTE

 

ハイスピードプラスエリアモードは、使用するエリアによってWiMAX2+とau 4G LTEが切り替わる仕組みです。

 

ハイスピードプラスエリアモードのメリット

 

デメリットは注意点のところでお話したように、使用料を支払う場合がある、月間7GBの制限、128kbpsの最大速度ということでした。

 

それではメリットは何かというと、LTEが使えるということです。

 

LTEの周波数帯域は、プラチナバンド(700MHz帯~900MHz帯)です。

 

このプラチナバンドはWiMAX2+と比べて障害物に強いという特徴が。

 

ビルのような建物があっても電波は回り込むため、つながりやすいのです。

 

一方WiMAX2+はLTEと比べて周波数が高く直線的な電波のため、障害物に弱い。

 

より広いエリアでつながるというメリットがLTEにはあるのです。

 

その他にもハイスピードプラスエリアモードのメリットとして、CA(キャリアアグリゲーション)を利用し、最大速度708Mbpsを実現しています。

 

【キャリアアグリゲーション】・・・異なる周波数を束ねて一つの回線としてデータの送受信をおこなう技術。WiMAXでは、WiMAX2+とau 4G LTEを利用します。※708Mbpsの利用可能エリアは東京・神奈川・愛知・大阪・京都・兵庫の一部です。

WiMAX端末W05でハイスピードプラスエリアモードを使う方法!

 

現在最新端末であるW05を使って、ハイスピードプラスエリアモードの設定方法を紹介したいと思います。

 

W05ホーム画面

 

まずはW05のホーム画面から『通信モード設定』を選びます。

 

W05通信モード設定

 

すると、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードがそれぞれ選べるので、『ハイスピードプラスエリアモード』をタップ。

 

※端末は最初ハイスピードモードに設定されています。

 

W05通信モード注意画面

 

ハイスピードプラスエリアモードに切り替えると、料金が発生する可能性があるとの注意書きが表示。

 

問題なければ『OK』をタップしてください。

 

W05ハイスピードプラスエリア選択画面

 

これで右上の☑をタップすれば、ハイスピードプラスエリアモードに切り替わります。

 

W05 hs+a表示

 

表示が『HS+A』に切り替わりました。

ハイスピードプラスエリアモードで速度測定してみた!

 

念のためハイスピードプラスエリアモードの状態で速度を計測してみました。

 

測定場所:東京,一戸建て,2階

 

時刻:15時32分

 

W05ハイスピードプラスエリアモード速度測定

 

結果は82.5Mbpsとなりました。その後も80Mbps前後といった感じです。

 

ハイスピードモードでの測定時が75Mbpsだったので若干上がりましたが、それほど変わりありません。

ハイスピードプラスエリアモードを使わない人のおすすめ設定!

 

人によっては使用料がかかる上に、月間7GBの通信量制限もあるのでハイスピードプラスエリアモードは使いたくない、という人もいるでしょう。

 

自分で切り替えなければ通信モードは変わりませんが、間違えて設定してしまうこともあるかもしれません。

 

そこでハイスピードプラスエリアモードに切り替わらないよう規制をかける方法があるので知っておいてください。ハイスピードプラスエリアモード規制と言います。

 

『ハイスピードプラスエリアモード規制』の設定方法

 

1.設定ツールにアクセスする

 

Speed Wi-Fi NEXT 設定ツール

 

※WiMAXと接続した状態でアクセスしてください。

 

ログインにはユーザー名とパスワードの入力が必要です。

 

ユーザー名は『admin』パスワードはIMEI番号の下5桁となります。

 

【Speed Wi-Fi NEXT設定ツール】・・・端末の各種設定をおこなうためのツール。現在の接続ステータスの確認ができます。

 

【IMEI番号】・・・端末の識別番号。正式名称は、国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identifier)です。

 

2.ハイスピードプラスエリアモード規制を有効にする

 

設定タブを開くと基本設定の中に『ハイスピードプラスエリアモード規制』があります。

 

ここで『オン』にすると設定が有効に。

 

※通信モードの切り替えもこの画面からおこなえます。

 

設定ツール_ハイスピードプラスエリアモード規制

 

設定ツール_ハイスピードプラスエリアモード規制002

 

設定をかけると、端末側でハイスピードプラスエリアモードへの切り替えができません。

まとめ

 

今回はハイスピードプラスエリアモードについてお話してきました。

 

WiMAX2+よりも電波が入りやすく便利な通信モードなのは間違いないです。ですが、デメリットを知った上で利用しましょう。

 

3年契約にしているので料金がかからないからと言って、月間7GBを超えてしまうとハイスピードモードに戻しても速度制限はかかったままです。最大速度は128kbpsです。

 

間違えて使いたくない、という人は設定ツールからハイスピードプラスエリアモード規制をかけておけば安心です!

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