2019年11月17日 WiMAXコラム
縛りなしWiFiは買取タイプよりお得か?デメリットに注目!
近年レンタルWiFiと呼ばれるサービスが次々と登場しています。
今回はその中でも「縛りなしWiFi」はお得なのかについて、端末買取タイプのWiMAXと比較し解説します。
なお、縛りなしWiFiではWiMAXとSoftbankのポケットWiFiを選択できますが、本記事ではWiMAXに絞ってお伝えします。
本記事で解説するメリット・デメリットを参考に申込みを検討してみてください。
縛りなしWiFiの紹介
縛りなしWiFiは、2017年に株式会社クーペックスが開始したレンタルWiFiのサービスです。
GMO WiMAXやBroad WiMAXとの違いは、端末を購入せずレンタルで利用するということです。
名前からもわかるように、契約期間による縛りはなく、解約に伴う違約金もありません。
縛りなしWiFiのメリット
縛りなしWiFiのメリットを端末買取タイプのWiMAXと比較し解説します。
契約期間が設けられていない
GMO WiMAXやBroad WiMAX、UQ WiMAXといった、端末買取タイプのWiMAXには契約期間が設けられています。
通常一般的には3年契約です。
2019年10月、UQコミュニケーションズより新ギガ放題が発表され、それに伴いBIGLOBE WiMAXでは、今までの3年より短い1年契約で申し込みできるようになりました。
とはいえ、端末買取タイプのWiMAXには必ず年単位の契約期間があります。
一方で縛りなしWiFiには契約期間が設けられていません
そのため、短期間だけモバイルルーターを利用したいという人のニーズを満たすことができます。
違約金を請求されない
縛りなしWiFiには契約期間がないのでいつ解約しても違約金は発生しません。
買取タイプのWiMAXの場合は最大で2万円近くの違約金が発生するケースがあります。
ただし後ほど解説しますが、縛りなしWiFiの端末はレンタル扱いなので、故障や紛失した場合に端末弁済金が発生します。
月額料金が安い
端末買取タイプのWiMAXの中には、Broad WiMAXのように月額料金の安いWiMAXがありますが、それ以上に縛りなしWiFiの月額料金はお得です。
実際に金額を比較してみましょう。
縛りなしWiFi | Broad WiMAX | |
月額料金 | 3,300円 | 端末受取月:2,726円の日割料金 1~2ヶ月目:2,726円 3~24ヶ月目:3,411円 25ヶ月目:4,011円 |
Broad WiMAXの場合は端末受取月~2ヶ月目までの料金が2,726円となっており、縛りなしWiFiと比べてお得ですが、3ヶ月目からは高くなっています。
縛りなしWiFiはどれだけ長い期間使用しても3,300円です。
ちなみに縛りなしWiFiの月額料金は何かキャンペーンを利用しているから安いというわけではなく、はじめからこの金額です。
事務手数料がお得
端末買取タイプのWiMAXの事務手数料は一般的にどこも3,000円ですが、縛りなしWiFiの事務手数料は1,000円となっておりお得です。
また、Broad WiMAXのような初期費用はありません。
縛りなしWiFiのデメリット
次に縛りなしWiFiのデメリットについてお伝えします。
契約期間がなく、月額料金が安いためデメリットはなさそうな気もしますが、実はそんなことはありません。
WiMAXルーターを利用できない場合がある
縛りなしWiFiでは、WiMAXとSoftbankのポケットWiFiのルーターを提供しており、基本的に申込み時にどちらを希望するかの選択はできません。
WiMAX及びポケットWiFiの電波が入らない場合に限りどちらか希望することができます。
WiMAXルーターを希望する場合は、申込み後に電波状況の関係でWiMAXにしたいという旨を伝えてください。
そうすれば考慮してもらえます。
ただし、その場合端末の在庫状況によっては発送まで時間がかかる場合があります。
取り扱い端末は旧機種!また選択はできない!
縛りなしWiFiで扱っているWiMAXルーターはW04とWX05のみです。
引用:縛りなしWiFi
現在発売されている最新機種W06は取り扱っていません。
また、端末の選択はできません。
故障・紛失の場合端末弁済金が発生する
縛りなしWiFiでレンタルした端末を故障・紛失した場合、端末弁済金として「39,800円」が発生するので注意してください。
高額な補償金を負担してくれる「安心サポートプラン」があるので、心配な人は加入しておきましょう。
引用:縛りなしWiFi
金額は月額500円となりますが、通常39,800円の補償金が10,000円に減額されます。
安心サポートプランを希望する際は縛りなしWiFiの端末契約時に同時加入してください。
サービス利用がはじまった途中から加入することはできません。
3日で10GBの速度制限がある
これは端末買取タイプのWiMAXでも同じですが、レンタルWiFiである縛りなしWiFiにおいても、3日間で10GB以上の通信をおこなった場合に速度制限が発生します。
速度制限の条件
直近3日間の通信量の合計が10GBを超えた場合、超過した日の翌日18時~翌々日2時までの8時間、通信速度は1Mbps前後に制限されます。
ちなみに通常のギガ放題プランと同様にひと月の通信量に制限はありません。
ハイスピードプラスエリアモード使用時の速度制限に注意する!
通信モードをハイスピードプラスエリアモードに切り替えて使用した場合は、ひと月に7GBの通信量制限の対象となります。
7GBを超過した月の末日まで通信速度は128kbpsとなるので注意してください。
速度制限中にハイスピードモードに戻しても月末まで制限は解除されません。
ハイスピードプラスエリアモード使用時は別途料金が発生する
au 4G LTEの使用できるハイスピードプラスエリアモードを一度でも使用した月は、通常の月額料金とは別に1,005円請求されます。
費用をなるべく抑えたい人は、WiMAX2+の電波がどうしても入らない場合を除き、ハイスピードプラスエリアモードの使用は控えましょう。
最低1ヶ月間は利用しなくてはいけない
縛りなしWiFiは端末買取タイプのWiMAXのように長期の契約期間がないのがメリットです。
ただし、契約後最低1ヶ月間は使用することが条件です。
端末受取月に解約申請をおこなった場合は、翌月末日が解約日となる決まりです。
なお解約後は、契約終了日の5日以内に端末本体・USBケーブルを返却しなければいけません。
毎月の支払方法はクレジットカードのみ!
端末買取タイプのWiMAXの中には、Broad WiMAXやBIGLOBE WiMAXのように、毎月の支払方法に口座振替を指定できるプロバイダがあります。
縛りなしWiFiの場合は残念ながらクレジットカード払いしか受け付けていません。
つまりカードを持っていないと申込みできないということです。
縛りなしWiFiがオススメの人
どんな人に縛りなしWiFiが向いているのかまとめました。
短期契約で利用したい人
端末買取タイプの場合は最低でも1年契約~となるため、それより短い期間で利用したい人に向いています。
端末種類にこだわりない人
縛りなしWiFiは端末種類の指定ができないため、どのルーターが届いても構わないという人に向いています。
まとめ
契約期間の縛りがなく、端末買取タイプと比較し月額料金がお得な縛りなしWiFiですが、故障や紛失時の高額な補償金や、端末を選択できない点には注意しなくてはいけません。
サービスの特徴をよく把握し納得した上で申込みを検討してください。
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