2018年5月10日 WiMAXコラム
WiMAXのセキュリティ対策は?安心して利用できるか知りたい!
WiMAXのセキュリティについて気になる人もいるのではないでしょうか?
有線と違い無線LANは少なからず安全面での不安があります。
今回はWiMAXのセキュリティについてお話したいと思います。
WiMAXのセキュリティ!WiF接続は安心?
WiMAX端末と接続する機器(スマホ・タブレット・ゲーム機など)の間はWiFi通信によってやり取りをおこないます。
このWiFi電波は、自分の機器とWiMAX端末にしか届かないというわけではありません。
例えばスマホのWiFi設定など見ると、さまざまなネットワーク(アクセスポイント)が表示されていますよね?
そこで、自分のWiMAXのWiFi電波は他人使われやしないか、という不安に感じる人もいるかもしれませんが、その可能性はかなり低いと言えます。
なぜか? それには理由があります。一つずつ見ていきましょう。
SSIDと暗号化キー
まず一つ目はSSIDと暗号キーについてお話します。
スマホやタブレットなどの機器は、アクセスポイントと呼ばれる親機(WiMAXルーター)を介してインターネットへとつながります。
このとき機器側のWiFi設定では、自分が利用するWiMAXルーターのアクセスポイントを指定するわけですが、WiFi電波を飛ばしているのは、自分のWiMAXルーターだけではありません。
例えば、隣の家でルーターを使っていれば、そのアクセスポイントも表示されてしまうわけです。
そうなると、どれが自分のWiMAXルーターのアクセスポイントなのか、わからなくなってしまいますよね?
そこで役立つのが、『SSID』と『暗号化キー』となります。
SSIDについて
SSIDはアクセスポイントの識別名です。アクセスポイントは固有のSSIDを持っています。
スマホなどのWiFi設定を見てもらうと、さまざまなSSIDが表示されていますね?
WiMAXの場合このSSIDは、端末と同梱の無線LAN初期設定シールか、端末のディスプレーメニューから確認できます。
※SSIDの確認方法は端末によって異なるものです。
SSIDの確認方法端末別:http://www.uqwimax.jp/support/wimax/guide/manual_download/
暗号化キーについて
機器側のWiFi設定画面でSSIDを指定すると、パスワードが求められるのですが、これが暗号化キーやセキュリティキーと呼ばれるものです。
暗号化キーは当然SSIDごとで異なります。
SSIDと暗号化キーによって守られている
固有のSSIDと暗号化キー(パスワード)によって、自分のWiMAX通信を他人に利用させないようできるわけです。
認証を解除していない機器では、あなたのWiMAXルーターを利用することはできません。
なお、一度SSIDと暗号化キーを入力してしまえば、次回から入力しなくてもOKです。
WiFi通信は暗号化されている
SSIDと暗号化キーのお話をしましたが、もう一つWiFiのセキュリティについてですが、WiFi通信は暗号化されています。
というのも、もし暗号化されていないと第三者によって通信の中身が盗み見されてしまう危険性があるからです。
メールの内容を勝手に見られたり、クレジットカードの情報が漏れたりしたら大変ですよね? そうならないためにも暗号化は必要なのです。
この暗号化の技術にも種類があるのですが、ものによってセキュリティ強度が高い、低いとなります。
プロバイダ | キャッシュバック額 |
WEP | ★ |
TKIP | ★★ |
AES | ★★★ |
WiMAXは暗号化方式『AES』が使われています。
AESとは米国の国立標準技術研究所によって制定された新しい暗号化規格。2018年現在最も強度が高い暗号化技術です。
より安全性を高めるためには?
SSID・暗号化キー・AESによって守られているWiMAXのセキュリティですが、より安全性を高めるためにはセキュリティソフトを導入することをおすすめします。
インターネットにおけるリスクは、情報流出以外にもウィルス感染などがあるので、セキュリティソフトは必要です。
現在パソコンだけでなく、スマホに対応したセキュリティソフトも販売されています。
セキュリティソフトの役割
・ウィルス/スパイウェア対策
・フィッシング詐欺対策
・迷惑メール対策
・不正侵入対策
・サイト安全性チェック
【ウィルス/スパイウェア対策】・・・ウィルスやスパイウェアを検出・駆除する機能。セキュリティソフトの最も基本的な機能です。
※スパイウェア・・・ユーザーの同意なしに、広告を表示したり個人情報を収集したり、コンピューターの設定を変更したりするもの。
【フィッシング詐欺対策】・・・フィッシング詐欺とは、偽りのメールなどを送り付けホームページに誘導するなどして、クレジットカード情報などの個人情報を盗むことです。
【不正侵入対策】・・・パーソナルファイアウォールにより、外部からの不正アクセスやサイバー攻撃を防ぎます。
【サイト安全性チェック】・・・危険なサイトかどうかを事前にチェックし、悪意のあるサイトをブロックする機能です。
UQ WiFiの利用には注意が必要
UQ WiMAXに申し込むと利用できるUQ WiFiを知っていますか? 全国のカフェや飲食店、公共交通機関などから無料で利用できる公衆無線LANです。
WiMAXのバッテリーを節約したい、WiMAXの電波がつながりにくいので利用したい、というとき便利なのですが、利用する際は注意が必要です。
その理由は通信の暗号化にWEPが使われているから。先ほど暗号化の強度のところでお話しましたが、WEPは最もセキュリティ強度が低い暗号化技術。
WEPは、暗号が容易に解読できる、いくつもの脆弱性があると言われています。
なんと一分で解析できるとも伝えられていました。
日経 xTECH(クロステック):http://tech.nikkeibp.co.jp/it/article/COLUMN/20080126/292105/
なので、UQ WiFiを利用する際は、クレジットカードなどの大事な情報のやり取りを避けるのがベスト。
もしくは、SSLの適用されたサイトのみ閲覧するなどしましょう。
ちなみにUQ WiFiに限らず、無料で使える公衆無線LANを利用する際は同様に注意が必要です。
その他のセキュリティ対策まとめ
OS・ファームウェアは最新バージョンを利用する
スマホ・パソコンのOSやファームウェアはなるべく最新にアップデートしましょう。
古いバージョンでは、脆弱性が発見されることも珍しくないです。
同様にWiMAX端末のファームウェアも最新のバージョンにアップデートするのが安全だと言えます。
SSID・暗号キーを任意のものに変更する
初めのままのSSIDや暗号キーを使うよりも、任意のものにするとセキュリティ強度を高めることにつながります。
暗号キーは最低10文字以上にするとよいでしょう。
まとめ
WiMAXのセキュリティについては、納得いただけましたか? 強度の高い暗号化AES、SSID・暗号キーなどで守られているため、それほど心配はないと言えるでしょう。
ただし、絶対安全ということはありません。
本記事でお伝えしたセキュリティ対策でより安全にネットを楽しんでください!
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