元WiMAX販売スタッフが説明するWiMAX情報サイト

出典：DiS Mobile

ほとんどの方が名前を聞いたことがないかもしれません。それだけマイナーなプロバイダです。

DIS WiMAXはパソコンを中心としたOA機器の販売会社である、『ダイワボウ情報システム株式会社』が提供するWiMAXプロバイダです。

知名度がほぼないので、ネットで調べても評判を見つけることは難しいでしょう。

でも、実際に申し込むことができるプロバイダです。

その申込み方法については少しわかりにくくなっています。

DIS WiMAXのWEBサイトから直接申込みができません。UQ WiMAXをはじめとする、GMOとくとくBBやSo-net WiMAXなどのほとんどのプロバイダがWEB上での申し込みに対応していることを考えるととても珍しい。

実はDISでは取次代理店を設けていて、そこからの申込みとなります。

<取次代理店>

・アプライド株式会社各店舗

・パソコン工房（株式会社ユニットコム）各店舗

・株式会社ZOA各店舗

※それぞれ、パソコンの販売・修理などをおこなう会社です。

詳しい申込みの流れについては後ほど紹介しますので、参考にしてください。

なお、DISのサイトを見るとわかるのですが、WiMAXサービスの他に格安SIMであるDIS mobileのサービスもおこなっています。

気になる料金について見ていきましょう。月額料金・初期費用・契約解除料（違約金）を解説します。

月額料金

注．横にスクロールできます。

※ギガ放題プランの3ヶ月目・4ヶ月目は回線開通月を1ヶ月目として数えた場合です。

DiSM Flatツープラスは月間7GBまで通常速度で利用できるプランで、7GBを超えるデータ通信をおこなうと速度制限がかかります。

ギガ放題は月間のデータ通信量に制限のないプランです。これらのプランは名前は違えども、どのプロバイダでも選べるものです。ただ、DIS WiMAXの月間7GBのプランは4年契約が選べます。4年間を選べるのはUQ WiMAXくらいのものなので、珍しいです。

LTE使用料について

DiSM Flatツープラス、DiSM Flat ツープラス ギガ放題それぞれ2年契約では、LTE利用月に限り使用料（1,005円／月）が発生します。※3年・4年契約ではLTE使用料は無料となります。

auスマートバリュー mine

auのスマホを現在使っている人は、『auスマートバリュー mine』を利用することで月々のスマホ代が安くなります。

詳しくは下の記事で紹介しているので本記事と合わせて読んでみてください。

初期費用

初期費用3,000円が申込みの登録料としてかかります。初期費用については他社のWiMAXプロバイダでも同額です。

オプションプラン

Wi-Fiプレミアム

こちらはUQ CommunicationsのUQ Wi-Fiと同じ公衆無線LANサービスです。UQ以外でこのWi-Fiプレミアムが利用できるプロバイダは、DISの他に見たことがありません。

Wi-Fiは駅や飲食店で利用できます。料金は無料なのでお得です！

利用する際は別途Wi-Fiプレミアムへの申込みが必要となります。

グローバルIPアドレスオプション（WiMAX 2+用）

料金：96円／月

登録料：無料

専門的な話になりますが、IPアドレスにはグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスがあります。

WiMAXではグローバルIPアドレスをNAPTによって複数の機器で共有していますが、それをひとつの機器に割り当てるサービスです。

オンラインゲームをされる方、サーバを構築される方などこちらのオプションが必要となるケースがあります。

【IPアドレス】・・・ネットワーク上の機器を識別するために割り振られる住所のようなもの。

【グローバルIPアドレス】・・・インターネットに接続する機器がそれぞれ持つアドレスです。基本的にひとつの機器に対して割り振られるものですが、WiMAXの場合NAPTを使用するため、ひとつのグローバルIPアドレスを複数の機器で共有しています。

【プライベートIPアドレス】・・・組織内（家庭など）のネットワークでのみ使用されるプライベートなIPアドレスです。

【NAPT】・・・NAPT（Network Address Port Transtation）は本来ひとつの機器に割り当てるグローバルIPアドレスを複数の機器で共有するための技術。

契約解除料

DIS WiMAXでは各プランともに契約期間が設けられています。

その期間の途中で解約してしまうと、契約解除料として違約金が発生してしまいます。

違約金の金額は高額なので、注意してください。

【2年契約】

【3年契約】

【4年契約】

違約金は初めの一年目に解約すると2万円ほど請求されます。とても高額なので払いたくないはずです。そこで解約するなら契約更新月におこないましょう。この月の間は違約金が請求されません。

ただし、何もせず契約更新月を過ぎると再びそれまでの期間の契約が始まってしまいます。途中解約すれば再び違約金が発生するのでその点は気を付けてください。

実は新規申込みによるキャンペーンは特に実施していません。

すでにDIS WiMAXを利用している人を対象に、機種変更の特典のみ用意されています。

【特典内容】

契約解除料0円

WiMAXの契約期間中でも契約解除料無料で最新機種に機種変更できます。

機種代無料

本来WiMAXの端末自体2万円ほどするものですが、無料で手に入ります。ちなみにUQ WiMAXだと800円かかるので比較するとDISの方がお得です。

ギガ放題（2年）が最大2年間3,696円となる

DiSM Flat ツープラス ギガ放題の2年契約が対象で、最大2年間通常4,380円のところ3,696円で利用できます。

申し込み方法は他社と異なりWEBサイトからおこなえません。

その点に注意し確認していきましょう。

申し込みの流れ

1．DIS WiMAXの取次代理店から申し込む

取次代理店であるアプライド・パソコン工房・ZOAの各店舗でWiMAXを申し込みます。

2．契約申込書が届く

店舗から申込み後、DIS事務局から契約申込書が郵送されてきます。そちらに契約者情報を登録し、記載されている宛先に送りましょう。

3．加入審査

申込書を送付したあとDIS側で加入審査をおこないます。

4．契約者宛に端末発送

問題なく手続きが処理された後、契約者住所宛に端末が届きます。

5．端末受け取り後利用開始

支払い方法

個人で申し込みの方はクレジットカードのみ選ぶことができます。（法人の場合口座振替も選ぶことができる）

ここまで読んできた人が気になるのは、DIS WiMAXはお得なプロバイダなのかどうか。

WiMAXプロバイダを選ぶときポイントとなるのが、月額料金とキャンペーン内容です。

その他の通信速度やサービスエリア、速度制限の条件等はどこも変わりません。

なのでどれだけ安く使えるかが大切なのです。

結論を言いますと、DIS WiMAXはおすすめできません。

その理由をお話したいと思います。

新規のキャンペーンがない

他社の場合例えば最大4万円以上のキャッシュバックや、月額大幅割引などと言ったお得なキャンペーンをおこなっていることが多い。

ですがDIS WiMAXの場合新規申込み者にお得なキャンペーンがありません。唯一、ギガ放題で初めの3ヶ月目まで4,380円⇒3,696円となっていますが、これくらいのサービスなら他社でも珍しくありません。

月額料金が安くはない

他のプロバイダと比べてもDIS WiMAXの月額料金は安い方ではありません。

下の表は他社のWiMAXプロバイダとの比較です。

通常プランがDIS WiMAXで言うところのDiSM Flatツープラスとなります。

DISよりもGMOとくとくBBの方が僅かに安い、さらにBroadWiMAXはもっと安いですよね。

特に新規でのキャンペーンがないDIS WiMAXは、わざわざ選ぶ魅力はありません。

今回はかなりマイナーなプロバイダである、DIS WiMAXについてお話してきました。

パソコン工房などで見かけて「どんなプロバイダなんだろう？」とか、「安いのかな？」と疑問に思っていた人もいるかもしれません。ですが結論はあえて選ぶ必要のないプロバイダということです。

安い料金でWiMAXを使うなら月額料金がお得なBroadWiMAXが一番です。

WiMAXの利用期間は年単位ですので、決して短い期間ではありません。少しでも安く使えるプロバイダを選ぶのが賢い選択です。